「めめもアンサンブル」が始まる

新しい女声アンサンブルの活動が始まりました。

「一人一パート」を基本にしようとしているので、
雰囲気としては「ユニット」と言えるでしょうか。
しかも、昨日はメンバーの一人が風邪でお休みだったので、
予想通り(^^;)、超少人数での出発となりました。

エバンを始めた頃、
2人きりの練習(もちろん指揮者と歌い手一人)や、
3人での練習で「もはや練習といえるのか!?」
という過酷な状態になった時は、
狼狽したり、言葉に詰まったりしていました。

そういう体験を何度も重ねて来ましたので、
昨日は最初から比較的落ち着いて進行出来ました。

内田樹先生の言葉(youtubeより)↓

「ある日、台風が来たが、
いつも通り学校の体育館に行き、
畳を敷いて皆が来るのを待っていた。

誰も来ない。
一時間待ったが誰も来ない。
その時に腕を組んで考えた。

『誰も来ないのに、道場をしていて、
嵐の中、端坐して待っている。
これは正しいのか。理不尽ではないか。』

その時、ガラガラと扉があき、
中学生が一人来たので、
二人で一時間ほど稽古をした。

嵐で誰も来ない中、僕は覚悟した。
『人に教えるって多分こういうことだ』と。

誰もニーズがない中、腕を組んで待つ。
教えたいという人間はこのリスクを引き受けないといけない。
そうすればきっと、どこかで扉が開いて、
誰かが来てくれるのではないか。

扉を開けてきてくれる誰かのために、
場所を作って畳を敷いて、準備体操をして万全の構えで待つ。

『教育とはこういうものだ』という考えが、
27,28歳の時に、僕の中で起点的な経験として入った。」

場所を作り、人を迎えて、緊張をほぐし、
人々を繋げ、練習を進める。
気づきを与えて、気づきを与えられて、
少し変化した自分たちに出会い、練習を終える。

例え人数が何人であろうが、
そういう練習を作ろうと思いました。

昨日の練習メニューは以下。
〇自己紹介ゲーム(橋爪特製カードを使用)
〇身体を使ったコミュニケーションゲーム
〇基本的な発声練習
ブレス(s、z、r、m、オープンハミング)
ロングトーン
i e a o u o a e i
音階練習(ドレミファソファミレド)
2度、3度、4度、5度
〇『Ave Maria』(コダーイ)

人数が少ないという点を活かして、
練習では、一方的にならないように、
対話をしながら進めていきたいと思っています。

練習後は、この集りの趣旨を説明したり、
代表を決めたり、これからのことについて話し合いました。

↓メンバーからの感想(一部抜粋)
「素直に、すごく充実した時間でした~
気兼ねせず、変な力も入らず自然体な感じで。
かつ、自分の声や歌い方に対して意見もらえたり、
相談にのってもらえて、向上心が高まる練習でした!
そして時間の使い方がいいな、と思いました~☆
配分というか。
最初の自己紹介とかゲーム、
楽しかった~
あぁいうゲームとかも大事だと思ったよ~。」

団体名は「めめもアンサンブル」に決まりました。
「メメントモリ」を略して「めめも」。

メンバーを若干名募集しています。
ご興味のある方、
「一人一パートで歌いたい」という方、
少人数でコンクールに参加したい方、
畳を敷いて(^^)、待っています!
(hashidume0922@gmail.comまで)

♪♪

その後、大学合唱時代の友人、石田君のお誘いで、
なにわコラリアーズの演奏会に行ってきました。
(福島さんもお疲れ様でした!)

もちろん、素晴らしかったです。
(『どちりなⅣ』をいつかエバンでしたいと思いました)。

演奏を聴きながら、朦朧と考えていました。

なにコラモデルとは違う歩み方、

・・・

というか、なにコラのようなマネは出来ない、、、

・・・

エバンは成熟社会に移行した中で生まれた集団、

・・・

その社会の中で、どう活動を進めていくのか、、

・・・

どう、合唱を表現していくのか、、、、、

・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です