合同練習2回目終わる

昨日は合同練習の2回目が行われました。
練習後の帰り道は、毎回反省の時間で、「あの言葉はもっと違う言い方が出来たな」とか「見学の方が来て、前半は気持ちが浮ついていたな」とか「男女混ざってのストレッチはちょっとやりすぎたな」とか「あの子とは今日は殆ど喋らなかったな」とか「柔道場は寒かったな」・・・振り返ると色々ミスが出てきます。また、電車に乗っているときにメンバーから感想を聞くと「待ち時間が長い」とか「言葉がぼやけて聞こえる」など、自分ひとりではわからないような指摘もしてもらえました。

とはいうものの、合同演奏の企画自体は概ね順調に進んでいます。私自身も、一年前の「日本語ユースプロジェクト」に比べると、複数の合唱団の合同練習の進め方について、少しは慣れてきたようにも思っています。前回の企画では、歌い手のほとんどが知らない人、「アウェイ」であったのに対して、今回はエバンの方が多いので、「ホーム」のような感じもあります(その分、志村君は大変だと思います)。しかし、「ホーム」であればあるほど、「甘えていることはないか」「見失っていることはないか」という不安もあります。そんなことを考えながら、私は練習を進行させてもらっています。

【車座&バラバラスタイルの効用について】
今回は練習場がいつもより広かったので(寒かったですが)、「円」に近い状態で各パートがバラバラになって練習をしました。私は合唱隊として2列で何度も歌ってきましたが、2列で後列になると前に人がいるので、声を広げにくいという違和を感じていました。また、後ろからは前列の表情も見にくいです。そこで、一つの輪になって並ぶことで、声を集めやすく、またメンバー同士の表情が見やすいような並び方を選択しました。

さらに、昨日は「車座」スタイルの他の効用についての発見もありました。それはパート単位の練習しているときに、歌声がステレオのように聞こえてくるので、誰がどのように歌っているかがよくわかる、ということです。私は合唱隊として指導を受けていたとき、「ベースのここはこうしなさい」とパート単位での指摘がほとんどで、「ベースの指摘だけど、それは何パーセント自分に当てはまるのだろう」・・みたいな腑に落ちない時を何度か感じていました(ひねくれているだけかもしれませんが)。車座&バラバラで歌うと、誰がどのように歌っているかがよくわかるので、「○○さんは今こうしているけど、もう少しこうしてください」と、本人に直接伝えることが出来ます。その指摘が「パート全体」なのか、「パートの中の個人なのか」を明確に出来るのが「車座&バラバラ」スタイルの特徴の一つだと思いました。

合同練習はあと3回。
メンバーにとって良い練習が出来たら、
客席にとって良い演奏が出来たらと思います。

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(写真は2012年度の「かめおか」。バラバラで演奏)

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