合唱の力で地域にコミュニケーションを

エバン × 京都市東部文化会館

公共ホールと協働して、
「合唱の力による地域の活性化」を
エバンは取り組もうとしています。

アウトリーチ

「アウトリーチ」(out-reach)の「reach」には
『手を伸ばす、差し伸べる』という意味があります。

ホールに行くことが難しい高齢者の方々に向けて、
生演奏を施設まで届けたり、あるいは
音楽家がただホールでお客さんを待つのではなく、
自ら地域に出向いて、芸術に関心を持ってもらう。

アウトリーチは公共機関などが行う出張サービスで、
新しい文化芸術活動のスタイルです。

アンサンブルエバンは、2012年に初めて
道の駅『ガレリアかめおか』でアウトリーチを経験した後、
地下鉄、保育園、高齢者施設、ショッピングモールなど、
様々な市民の生活の場で、生演奏を行ってきました。

kameoka

エバンは昨年から京都市東部文化会館の
「アウトリーチ事業協力団体」にも登録されて、
合唱の楽しさを山科・醍醐地域に届けよう、
という取り組みを継続しています。

(エバンだけでなく、
私自身も『合唱指揮者』として追加登録される予定です。

合唱指揮者と言っても、私の場合は自分の仕事を、
自ら地域や学校・企業に入り、
歌う経験の少ない人々とも合唱を楽しむことで、
コミュニティを活気づける指揮者
と定義しています。)

今年一年間、山科・醍醐地域で、
子ども達や大人たちにむけてワークショップを行った後、
大人と子どもが合唱によって『出会う』ワークショップを企画しています。

合唱の力を利用して、
地域にコミュニケーションの場が生まれたらと願っています。

写真 (2)

さて、2014年度第一回のアウトリーチは
山科にある児童館で実施されました。

館内にはエネルギーに溢れた子ども達が、
キラキラと目を輝かせて、
見ず知らずの大人達を歓迎してくれました。

写真 (3)

合唱はその場に居る全員で、
1つのことを一緒にする音楽です。

まずは、子ども達に楽しく参加してもらうため、
『歩く&止まるゲーム』や
『歩く&集まるゲーム』を行いました。
(これは阪大で学んだアイスブレイクです)

写真 (1)

その後、円になり、
『蚊の歌』などを歌いました。

子ども達は大人が歌う姿に興味津々です。
たとえ上手に歌うことが出来なくても、
「大人の声を聴かせる」という営みは、
子ども達の感性を豊かにするでしょう。

私が「♪蚊が飛んできたぞ」と歌うと、
「どこどこ?どこどこ?」と
部屋の中をキョロキョロ見る子ども達。
・・・子ども達の想像力は無限です。

写真

帰り際、1人の男の子が近寄ってきて
「ねえねえ、僕の歌聴いて」と言って、
耳元で綺麗なボーイソプラノを聴かせてくれました。

素敵な一日を過ごさせて頂いた、
児童館の館長さんや、会館の鈴木さんに感謝いたします。

エバンからはみかちゃんが参加してくれました。
また、関西二期会にも所属されている、
北野加織さんも参加して下さり、
『山の音楽家』を楽しく披露して下さいました。

本当にありがとうございました。

(来週は再び山科中学校の合唱部の練習に行く予定です。
彼女たちと2年目のお付き合いが出来ることを幸せに思います。)

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