他者と共生する力

2月26日の三田市、
3月11日の同志社を終えて、
日本語ユースプロジェクトも、
3月25日の発表会を残すのみとなりました。

自分自身のことを言えば、
こんなに贅沢な環境で指揮を振ることが出来て、
堀君やユースメンバーに感謝しています。

指揮者は自分では一音も出すことが出来ません。
演奏者に歌ってもらうことによって、初めて、
自分の存在意義を見いだすことが出来ます。

びっくりしているのは
プロジェクトを進めるなかで、
自分の指揮が変化していることです。

今までは、テンポをキープするような
振り方を最優先にしていましたが、
ピアニストの木下亜子先生との出逢いや、
ユースメンバーの合唱によって、
何と言いますか、
もっと“全体”を見つめた
指揮をしているように感じています。

(まだまだ未熟なのは承知の上で書いています)

Ensemble EVAN・団体としても
日本語ユースに参加することで、
今まで取り組んだことの無いトレーニングや、
考えたことの無いメソッドとの出会いがありました。

それぞれのメンバーに感じたこと、
考えたことがあると思います。

ですので、
ユースプロジェクトが終わったら、
ぜひ3/31からのEVANの練習で、
自分の心の中にあるものを、
担当している役割の中で
実践していってもらいたいです。

—–
「他者と共生する力」(内田樹先生)

「社会人としての成熟の指標のひとつは
他者と共生できる能力、
他者と恊働する能力です。」

「自分と価値観が違い、
美意識が違い、
生活習慣が違う他者を
許容することのできない人が増えている」

「よく理解もできないし、
共感もできない他人と、
それにもかかわらず生活を共にし、
支え合い、
慰め合うことができる、
その能力は人間が共同体を営んでゆくときの
基礎的な能力に通じている」

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