日本語ユース総括

日本語ユースプロジェクトは
3月25日に京都外国語大学の講堂で演奏会を行い、
これまでの活動の成果を発表しました。

お客さんから頂いたアンケートを読むと、
演奏会に満足された方が大勢いらっしゃったので、
第三ステージを振った指揮者として、
一先ず安心しております。

日本語ユースプロジェクトは、
今年の1月からの企画で、
3月までのプロジェクトですが、
結果的には「次回」を望まれるような、
「次回」があれば、またオンステしたい!
と言ってもらえるような企画になりました。

望まれる理由は色々あると思いますが、
その一つには、
「若い世代で演奏&運営した」という点です。

アルトメンバーのりんりんは、
かなり力のある御方でした。

主催者の堀君が用事で遅れる時には
自分がさっと中心になり、
堀君の代わりに
ストレッチや発声練習の指導をしていました。

ソプラノのトヨタさんは、
木下先生の代わりに
ピアニストとして活躍されたり、
演奏会当日は、
見事なアナウンスを披露されていました。

ベースのいけちゃんは
クールな奴かなと思っていましたが、
演奏会の時は
ステージマネージャーとして、
全体のために働いてくれていました。

アルトの正親さんは、
関西を離れる準備で忙しかったでしょうが、
全てのステージにのり、
演奏後には、
「来年もきっとのる!」という
嬉しいコメントも聞かせてくれました。

ソプラノのサリーちゃんは、
3/11の同志社では体調が悪く(?)、
音だしを遠慮されていましたが、
でも、3/25は演奏会オープニングの
最初の音出しを、しっかり鳴らしてくれました。

自分達の世代だけでコンサートを催したので、
不備な点は多くあったでしょうが、
それでも、若いメンバーの潜在的な力が
多く発揮されている姿を散見することが出来ました。

この企画のおかげで、
自分は本当に久しぶりに
舞台で指揮を振らせてもらえました。

本当に楽しかったです。
3ヶ月のプロジェクトに参加して、
自分自身も成長することが出来ました。

まず、
「知らないメンバーとどう恊働していくか」
を経験することが出来ました。

第一回練習の時は、
指揮者として前に立ったものの、
目の前に並ぶメンバーの
顔も名前もほとんど知りません。

そういう人達と
どうやって信頼関係を築いて行くか。

築けたかどうかはわかりませんが、
自分なりに色々試行錯誤しながら
毎回の練習に向かっていました。

例えば
「練習開始の一回目は暗譜で振ってみる」
ことです。

指揮者は事前準備に楽譜を読み込みますが、
読み込んだことを
どうやってメンバーに知ってもらうか、
その最善の方法は、
「暗譜で指揮を振る」という
パフォーマンスをすることでした。

合唱団の指揮者はよく団員に
「暗譜しましょう」とアナウンスしますが、
その言っている本人が
暗譜していないことが多いので、
僕はとにかく
「喋らない、行動して示す」
を心がけていたように思います。

信頼関係を築く。
やっぱり、「舞台に共に立つ」ことです。
2/26の三田市、3/11の同志社を
共に経験することで、
練習場の雰囲気は自然と落ち着いていきました。

本番で舞台に立った時、
ピアニスト、合唱団とは話が出来ません
(あたりまえ)。
目と目でタイミングを合わせて、
指揮だけで音楽を始めたり、
止めたり、リズムを変えます。

そういう非言語コミュニケーションを
何回か繰り返すうちに、
次第に信頼関係が築けたのでは、、
と私自身は思っています。

偉大なピアニスト・
木下亜子先生との出逢いもありました。

自分は今までアカペラの曲ばかり振って来て、
ピアノ付きの合唱曲を振った経験が
殆どなかったので、
正直、ピアノ合わせの日は不安だったのですが、
亜子さんは未熟な自分の練習方法に寄り添い、
サポートしてくださり、時には煽りながら、
練習しやすい雰囲気を作って下さいました。

指揮自体も、ピアノが入ることで
今まで振ったことがないようなニュアンスの
振り方をすることが出来て、
自分でも驚いています。

先生と手を繋ぎながら、
アンコール前にスキップして登場したことは
一生の思い出です。

一つ残念なことは、
主催者の堀君がインフルエンザで
やむを得ず、演奏会に参加出来なかったことです。

ぜひ、
堀君には、再びリーダーになってもらい、
もう一度、企画を興してもらいたいなと
思っています。

では、
日本語ユースのみんな、
また会う日まで!

僕も、次の企画まで、
日々精進するよ。

「素敵な演奏、ありがとうございました!
楽しかったです。
合唱団、客席共の一体感を感じて、
合唱っていいなと、
改めて思いました。(笑)」

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