『ギャレス・マローンの職場で歌おう!』

The choir sing while you work
制作 Twenty Twenty Television (イギリス 2012年)

【第1回 ルイシャム病院合唱団】

「いろんな職種の人が働いていますが、
荷物の運搬係と外科医が共に病院を代表して
同じステージに立つ機会なんてまずないでしょう」

「合唱は1つの目標に向かって
みんなを団結させる事ができます。
その目標とは『職場を代表して歌う』と言う事です。」

「皆さんの病院で素晴らしい合唱団を作りたい」

「この合唱団はとてもいい効果を生むと思います。
こんな機会がなければあの若い麻酔科医は
あの上級外科医と話をする事はなかったでしょう。
格下の医師の方が歌は上手でした。すばらしいですね。
歌によってみんなが平等になるのですから。」

「病院を代表数皆さんは心を一つにしなければなりません。
お互い顔を合わせた事のない人ばかりでしょうけど・・・。」

「ふだんは違う階層の人と一緒になることはありませんから。
職種によって階層が分かれているんです。そして
みんな自分と同じ階層の人としかつきあいません。」

「合唱団では自分が隣の人と同じように
病院を代表していると感じる事が大事なんです。
たとえ隣が外科医でも。」

「みんなひどく硬くてぎこちないですね。
病院の上下関係にとらわれているんです。
みんなを少しリラックスさせて
その上下関係 ヒエラルキーを崩す必要があります。」

「今日は音楽というお薬を差し上げます。」

「ここに並んでいるメンバーは皆病院の職員です。
彼らが一つになって今日は皆さんのために歌います。」

「メンバーの間に信頼が築かれてきています。
ささやかな友情や精神的なつながりも。
それを見いだせるのはパフォーマンスならではです。」

チディ「私たちは2つの顔を使い分けないといけないんです。
ここでは職場用の姿勢を貫かないと。」

「合唱はふだん感情を表す事が難しいチディのような人たちが
人間らしさをさらけ出すいい機会になるでしょう。」

「問題は感情を込めて歌えるかという事です。
次の段階に進むためにはそれこそが彼らに必要なものです。
難しいとは思います。病院ではいろいろな場面で
感情を抑えなくてはなりませんから。
彼らは張り詰めた毎日を送っています。
思い切って自分の感情を歌に込める事ができるでしょうか。」

「このままだと感情が抑え込まれた合唱になってしまう。
完全にね。そんな合唱は…つまらない。何とかしないと。」

「毎日職場に出向いて人の命を救っている
エディを心から尊敬します。でもこの合唱団という場は…
職場の中で安心して感情を吐き出せる場であるべきなんです。」

ギャレスは合唱団を作るために自ら合唱団員を集める。
ギャレスは自らオーディションの合格者を伝える。
ギャレスは自らキーボードや譜面台を運ぶ。
ギャレスは合唱団の一体感を強めようと、パーティを企画する。
ギャレスは合唱が職員にどんな影響をもたらしたか取材する。
ギャレスは自らピアノを弾き、合唱団にぴったりの曲を見つける。

【第2回 ロイヤルメール合唱団】

「合唱は仕事に向かう気持ちを明るくする事もできるし
仕事に対する誇りを表すこともできます。また、
職域を超えた交流にも役立ちます。そういった点から
郵便会社は合唱団にうってつけだと思うんです。」

「合唱団は社員同士の理解を深める
またとない機会になると思います。
それぞれが立場を超えて
同じ目標に向かって努力することで
社員たちの結束が強まるでしょう。」

「合唱のいいところは聴く人に
メッセージを伝えられることです。
ロイヤルメールをアピールする
歌がいいと思うんです。」

「不満を訴えるネガティブな歌になるかと思いましたが、
彼らは前向きな歌にしてくれました。希望があると思います。
自分たちの会社に誇りを持っているんですね。
その思いを表現するのに合唱は最適です。」

「間違っても恥ずかしいち思わないで。
ここは練習の場だから。
ミスをしても落ち込む必要はないんです。」

「人は追いつめられると成長します。
合唱団の結束はいやがおうでも急激に強まるはずです。
彼らを固く結び付けるのは人前で歌う恐怖なんです。」

「ふだんは一般の社員は上層部の人とは親しく話そうとしない
でも合唱団の中だと打ち解けられるわけです。
同じようにみんなが一つになって前向きに歌に取り組む。」

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