練習は「生モノ」

昨日は北大路にある北青少年活動センターにて練習を行いました。

EVANのHPを見て、
京大の青年、カッシー(と呼ぼうか)が見学に来てくれました。
「仲間に入れて欲しい」と言ってくれた時は、
嬉しかったです。ぜひ、これからご知恵をお貸しくださいませ。

練習は京大合唱団の指揮者・にしもっちの発声練習から始まりました。
学生指揮者にとって「前に立つ」経験は大切だと思いますので、
この企画の中でも、にしもっちには発声練習を進行してもらい、
ご自身の力にしていってもらったらと思っています。
(にしもっちの晴れ舞台は4/27)

昨日は志村君の団体のメンバーもいつもより多く、
私にとっては「やや」知らない人の前での練習になったので、
いつもよりワクワクドキドキの練習になりました。

改めて毎回の練習は「生モノ」だと感じます。
その日の練習に向けて、準備・仕込みは一応して行きますが、
実際に現場に立つと絶対に毎回状況は違います。
環境を見渡し、メンバーをよく見て、その声に耳を澄ますと、
その日の現場の雰囲気がなんとなく伝わって来ます。

また、志村君の練習とのバランスもあります。
「志村君は攻めたから、橋爪は整えよう」とか、
「志村君は守ったから橋爪は煽ろう」とか。
そういった要素を身体で体感して、
それで「今日は煮たほうが良いな」とか
「冷蔵したほうが良いな」とか
「焼けそうだな」とか考えています。

練習の進んで行く道を探しながら、
メンバーの呼吸を「深く」揃え、
気持ちをチューニングして、
共同体として少しずつ一緒に前に進む。
そういうことを大切にしています。
(ですので、頭の中で考えていたことは殆ど使われないことが多い)

昨日、本当に嬉しかったのは、
そういう共に創る時間を志村君の団のメンバーとも共有出来た、
という実感を持てたことでした(と私は思っている)。

(少ない経験の中で書いていますが、)
知らない人の前に立つと、だいたい初めは目線が合いにくいです。
(楽譜に目を落としている人が多い)
それが、練習が進むに連れて徐々にアイコンタクトが出来るようになります。
そのプロセスこそが合同練習の醍醐味の一つかも知れません。

その他にも、
団体の垣根を越えて一緒に活動をする、という営みは、
同時に自分達の団体を「ほぐし」て、
「再構築・再発見」する機会を与えてくれる。
昨日はそんなことも感じました。

また練習後、空いているメンバーとお茶を飲みに行くと、
「この子、こんなこと思ってるのか!」という発見もありました。
練習場だけでは伝わってこない側面です。
(昨日は私は調子に乗って喋りすぎたと思います、反省)。

来週、本番です。
体調管理に気をつけて。
沢山の合唱団がやってくるので、プレッシャーはありますが、
仲間を信じて、心に残り続ける演奏が出来ればと思います。
どうぞ、よろしく!

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