指揮者のつぶやき

どうしたらバランスよく存在出来るか

昨日は西宮で練習でした。
奈良から参加している団員がいるため、
昨日の練習をもって西宮を使うのは止めておこう、
と話し合っています。

団長が施設をほとんどとってくれています。
みなさん感謝しましょう。

・・・

最近の自分の課題として、
「どうしたらバランスよく存在出来るか」
という問題があります。

指揮者として、前に立ちすぎていると、
自分の能力は脇に置いて、
他人に指摘をあーだこーだと言ってしまいがちです。

言うのは簡単。するのは難しい。

だから、私自身も演奏者としてベースを歌ったり、
それぞれの得意分野を持つメンバーに前に立ってもらったり、
指揮ではなく、ピアノ伴奏をしたり、、、
など工夫をしています。

昨日も「美女と野獣」の時は、
練習時間のほとんどを「言う」ではなく、
「弾く」に費やしていました。

そして最後にピアノ無しで演奏を聴かせてもらい、
気付いた点を言っていく、という形をとりました。

練習方法として、上手く行ったのではと思っています。

前に立つ上で、最近意識していることは・・・
【1】
たとえば「60km/hの速度の中で進行する」こと。

tempo感を崩さずに、演奏をして、指摘をして、
意見を求め、また演奏をする、、、
という流れを作り出すことが重要ではないか、
と思ってきました。
進行の速度が早くなったり遅すぎたりすると、
集中力が切れてしまう気がします。

また、その日の雰囲気を察して、
「今日は30km/hだな」とか
「今日は80km/hだな」など、
その日、その時間のtempo感を設定しなおす必要もあります。
これが上手く噛み合ないと、
ついていけない団員が出てきたり、
物足りない団員が出てきたりします。

EVANの場合、小アンサンブル規模の人数なので、
どのレベルに合わせるか、というよりも、
一人一人の声を聴き、一人一人の課題を見つめ、
全員がそれぞれのメンバーの状況を知る、
というやり方が(まだ)可能です。
(『ふるさと』を使ったフレージング練習など)

【2】耳を澄ますということ

どうしたら自然に振る舞えるか、にもつながりますが、
事前に言葉や指摘を準備して、それをそのまま言うと、
どうもぎこちない(アクビの出る)感じになってしまいます。
(教習所の学科とか。)

もちろん、楽譜を読む、流れの大枠を決める、
という仕込みはしますが、何を話すか、何をするかは
実際に現場に立った時、その瞬間に決定するようにしています。

とにかく、演奏を集中して聴き、
聴いている中で部分をピックアップして、
言語化して、伝える、という方法を採用しています。

それが「ライブ感」「相互コミュニケーション」に繋がると思います。
インタラクティブを感じた時、「練習に来て良かった」と感じるのではないか。

・・・

要するに
「準備をする」「その日のtempoを決める」「耳を澄ます」
という方法を、私はEVANを立ち上げてから訓練しています。

今、抱えている課題は
「耳では集中して音楽を聴く」と同時に
「指揮で音楽を表現していく」ことです。

「聴く」と「振る」を一緒にするのって、本当に難しい。
学生の時はほとんど聴けてなかったです。
これは指揮を振り続けていくことしかないです。

2011年09月18日
カテゴリ:指揮者のつぶやき
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