昨日は北青少年活動センターにて練習を行いました。
Ensemble EVANは、理想として
「水準の高い音楽を作り上げたい」
という想いはもちろんありますが、
それと同じぐらい、
「メンバー一人ひとりを大切にしたい」
という気持ちもあります。
メンバーの中には
毎日の仕事で忙しく、
楽譜を見ることがほとんどないまま、
練習に参加している人もいるかもしれません。
家庭環境、生活環境が変わり、
今まで過ごしてきた日常が
当たり前のものでなくなっている、
そんな人もいるかもしれません。
でも、それでも
「今日は練習だから頑張ろう!」
と思えるような団体でありたい。
そういう団体であるために、
私が出来ることは
練習の中で、
歌うことの喜びを共有したり、
成長への扉をノックしてあげたり、
本番において、
演奏者も聴衆も心が動くような
演奏をすることだと考えています。
EVANは小アンサンブルグループなので、
個人の声がよく聴こえてきます。
パートへの指摘は、すなわち個人への指摘、
という状況が多くあります。
指摘されることは、
少なからず、本人の負担になるでしょう。
出来ないことを言われる、というのは
誰しもが苦しみやしんどさを感じます。
でも、葛藤があるからこそ、
不安があるからこそ、
戸惑いがあるからこそ、
人は成長していきます。
私が言った言葉によって、波紋が広がり、
悲しい現実に直面したこともありました。
でも、それでも
練習場に集うメンバーがいるかぎり、
私は、メンバー一人ひとりの成長を願って、
前に立ち、言葉を投げかけています。
そういう覚悟で前に立っています。
ぜひ、自分をさらけ出して、
練習に取り組んでもらえたらと思います。
「一人ひとりが成長出来る合唱団」
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Ensemble EVANは
一回の練習で5人の人間が練習を進めます。
代表の加藤さん。
ストレッチのやんちかさん。
発声練習の小川君。
指揮者の大脇君。
そして橋爪。
それは「一人ひとりの創る価値が団の価値」
という活動方針を体現していきたいからです。
経験と実績を積んだ力のある指導者に
団体の指導をしてもらったほうが、
もちろん上手くなると思います。
でもEVANは、そういう道は選んでいません。
発声も、練習も、指揮も、未熟な人間がしています。
(作曲に取り組んでくれたメンバーもいます)
でも、未熟だからこそ、
知恵を出し合い、協力し合い、努力していく。
「若い力」を信じて、活動を続けています。
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代表、加藤さんが資料等を準備してくれたおかげで、
7月8日にガレリアかめおかサンデープチコンサートの
開催が決まりました。
まずは、かめおかに向かって、
毎回の練習に取り組んでいきます。
関われるメンバーがいることに、
深く感謝をしながら。