一回の練習を積み重ねる

昨日は2013年最初の練習日でした。見学希望の方もいらっしゃって、練習を賑やかにして下さいました。ありがとうございました(次回も参加して下さるとのことで、感謝!)。心にしみた光景があって、少し前まで「新メンバー」の雰囲気を出していた団員が、見学者の方がいらっしゃることで、「お迎えする側」の表情や言葉遣いをしていたことです。エバンは「祝福」を届ける合唱団です。自分が「祝福」されたと気づいた人は、その「祝福」を次の誰かにパスする。そういう活動をしていけば、誰もが幸福を感じられるのではないか。トレーニングすることも大切ですが、幸福を分かち合うこと、自分をさらけ出すこと、メンバーを見守ること、、そういう集団活動が続けられたら、と思います(でもトレーニングも大切)。。「ひろこ」さん、エバンに参加して下さり、ありがとうございます。貴女(あなた)が持っていらっしゃるものを、ぜひエバンにお裾分けして下さいね。これからどうぞよろしくお願いします。

エバンの練習は「にしもっち」のウオーミングアップから始めています。この春から学生指揮者として活動するにしもっち。学指揮は、何回も「前に立つ」という経験が大切だと思うので、エバンの練習で前に立つ経験を少しでもしてもらって、ご自身のスキルアップになればと思っています。がんばれ!にしもっちのデビューは見に行こうね。

さて、現在は3月10日に出演するハートフルコンサートに向けて、練習を進めています。前回は「日本語ユースクワイア」として参加しましたが、今回は志村君の合唱団「幸福の割れ鐘」と合同で演奏します。志村君が『死んだ男の残したものは』、橋爪は『たったいま』を指揮します。

昨日はパートをバラバラにして練習しました。パート単位で歌う時でも、自分と同じパートメンバーが”少し”遠くにいるので、より耳の訓練になるのではないか、また、隣が自分と違うパートなので、よりアンサンブルの訓練になるのではないか、という理由です。合唱団の人数がだんだん増えてくると、同じ団なのに「その人の声をあまり知らない」という状況に陥るときがあります。エバンもおかげさまで、徐々に徐々に人数が増えて来ていますが、なるべく親密な関係性の中で練習をしたいので、色々工夫を考えております。

また、エバンの練習では団員にとって、「歌う時間」より「聴く時間」のほうが長いと思います。でも「耳を澄ます」という行為は本当に大切なことです。その人の歌声をよーく聴いていると、その時の感情や体調、性格などが伝わってくる時があります。それをメンバー達は感じ取って、一人一人を見守ることが出来る団でありたいなあ、と思います(そういう意味で、エバンのメンバーは本当に「静か」だと思います。これは団の誇りの一つです)。

2013年が始まりました。昨年の今頃には、もちろん今の現状を予想出来る人はいませんでした。でも一回一回の練習を大切に積み重ねることで、「今」を掴むことが出来ました。エバンの練習回数は一年で20回程です。その20回を終えた後、2014年はどうなっているでしょうか。新メンバーが入って来てくれると嬉しいな。今のメンバーと変わらずに合唱が出来ていたら嬉しいな。

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(写真は昨年の「生野区役所ロビーコンサート」にて)

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