「合同演奏」を振り返る2

「時間」についても、
いつも以上に正確に管理しました。

指揮者は練習時間内に何をやるか、という内容を
ある程度自由に決めることができますし、
練習時間・・・何にどれだけの時間を費やして、
どこで休憩を入れて、その休憩は何分か、
なども決めることができる立場です。

大学時代、先輩から
「指揮者は団員の時間を預かっている」
と指導をしてもらっていましたが、
指揮者は「時間」について、
自覚的にならないといけないと私は思っています。

具体的には、
練習開始時に、その日のスケジュールを
毎回アナウンスしていました。

それで、休憩時間が近づいてくると
前に立っている指揮者に
「休憩五分前」と告げていました。
(私はケータイのアラーム機能を活用しました)

こうすることで、お互いの団員にとって、
練習がどう進むかを少しでも分かりやすい形で
示すことが出来たのでは、と思っています。

ちょっとズレますが、
指揮者は色々なことに対して、
自覚的、意識的にならねば、と思います。

例えば、よく練習前に
ペラペラと話す指揮者がいますが、
私はその行為に否定的です。

歌い手は指揮者の話を聞きに
練習に集まっているわけではないし、
合唱団は指揮者の話し相手ではありません。

よく、
「指揮者は口で喋るな、タクトで喋れ」
と言われますよね。

他にも、抽象的、難解な言葉を使う指揮者も、
どうかな、と思います。

指揮者は自分の知識を披露するために、
前に立っているわけではありません。

「悪いオーケストラはない、
悪い指揮者がいるだけだ」という
名言もありますが、
それを私自身、いつも肝に銘じて、
練習に臨んでいます。

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