Dear Vuk Milanovic

アンサンブルエバンは
大阪で活動する合唱団「かえで」と一緒に、
第5回関西混声合唱フェスティバル
(2014年02月11日 三田市総合文化センター 郷の音ホール)
に出演しました。

そして、セルビアの若い作曲家
Vuk Milanovicの最新作『Ave Maria』を
日本で初めて演奏しました。

Ensemble EVAN (Kyoto)
and Choir KAEDE (Osaka)
played Ave Maria
composed by Vuk Milanovic (1987 Serbia).

Vuk Milanovicはセルビアで活躍する
1987年生まれの若い作曲家です。

彼との出会いはすでに
以前書いたつぶやきにて紹介しました
【ハンガリー記】セゲドでの旅を終えて)。

日本に帰った後も、
彼とはfacebookを通じて交流していました。

彼からはpdfで10数曲の楽譜が届き、
その中で、彼が2013年に作曲した
『Ave Maria』は本当に美しい曲だと感じていました。

「Vukの作品をいつか日本で演奏して、彼に喜んでもらいたい」。

そう思っている時、嬉しい企画と出会いました。
大阪や堺で活動されている合唱団「かえで」との合同演奏イベントです。

かえでの代表の大脇君はエバンのメンバーでもあり、
彼がかえでとエバンを繋げてくれたのです。

私はその企画でVukの『Ave Maria』を取り上げよう、と決めました。
この曲は、転調が何度も行われる難解な曲です。

しかし、
かえでの方々の力を借りることができれば
彼を日本で紹介出来る、と考えてチャレンジしました。

リハーサルは3回行われました。

リハーサルの様子を録画したビデオは、
インターネットを利用して彼に届けられました。

そして、彼からは励ましの言葉と
幾つかのサジェスチョンがすぐに送られてきました。

pdf

たとえ外国語を話すことが出来なくても、
音楽の演奏を通じて
私達はコミュニケーションをすることが出来ます。

音楽で交流することによって、相手を慮り、
まだ見ぬ世界に思いを馳せることが出来ます。

Vukやかえでの皆さんの力によって、
彼の作品を日本で演奏することが出来ました。

演奏を聴いた後、
ある先輩合唱指揮者の方から
「いい曲だね、演奏したいぐらい」
というお言葉も頂きました。

これから、
Vuk Milanovicの曲が日本をはじめ、
世界の合唱団で歌われて欲しいと思います。

親愛なる友達、Vuk。
私たちに良い体験をさせてくれて、
本当にありがとう。

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