合唱の力で地域に『多文化共生』を

大阪朝鮮高級学校のコーラス部の子ども達と
45分程度の合唱ワークショップを行いました。

僕はイギリスの合唱指揮者、
ギャレス・マローンに憧れていて、
合唱の力で社会的な課題へアプローチしたり、
合唱を通じて地域の活性化に貢献出来るような、
そんなコミュニティ・コンダクターになりたい、
という気持ちで、今年から仕事を始めています。

今、自分の住む大阪市の生野区は、
全国で一番在日コリアンの方々が暮らす地域です。
区民の4人に1人は外国籍住民と言われています。

独立して、地域に少しずつ関わるようになってから、
生野区の地域性を感じる機会も多くなっていました。

思いがけない出会いが、
その後の活動に繋がっていく時があります。

ある日、地域の会合で、
木村さんという方とお会いしました。

木村さんは
いく楽くらぶ」の代表をされていて、
観音寺文化会館を拠点に、
① 街を元気に明るく!
② 街を安全・安心に!
③ 他地域にも誇れる街に!
を目指して、活動をされています。

僕が合唱指揮者をしていることと、
イギリスのギャレスのような指揮者になりたいことを
伝えると、大変共感して下さいました。

そして、後日、お電話を頂き、
『合唱による多文化共生』のお話を頂きました。

詳しくはまた別にお書きしますが、
とにかくそういう流れで、
昨日は、木村さんと一緒に、
大阪朝鮮高級学校のコーラス部の子ども達と
45分程度の合唱ワークショップを行いました。

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はっきり、申し上げますが、
僕は色々なことに無知です。

今、朝鮮学校が置かれている状況や、
どういう歴史的な背景があったかなど、
全く不勉強のまま、今まで生きてきました。

それを正直に申し上げた上で、
「真の知への探求は、まず自分が無知であることから始まる」
という言葉に後押しされながら、
とにかく、先入観を持つことなく、五感を通じて、
その現場を感じようとしました。

(でも、これは別に特別なことではなく、
今まで行ってきたワークショップの現場での
立ち居振る舞いと同じです。)

まず、子ども達の挨拶の丁寧さに驚きました。
だいたい、皆さん、
すれ違う時は挨拶をして下さいます。

中には、わざわざ一旦立ち止まって、
丁寧に「こんにちは!」と言ってくれる生徒も
いらっしゃいました。

素晴らしいな、と思いました。

16:45から、
45分のワークショップを行いました。

まずは、いつもやってる通り、
円になって自己紹介から始めました。
(名前と好きなこと)

そして、円になってマッサージ、
拍手&ブレス回しと、
コミュニケーションゲームを
アイスブレイクとして行いました。

最初は緊張されている子どもも中にはいましたが、
コミュニケーションゲームで身体を動かすにつれて、
だんだんとリラックスした雰囲気になっていったと思います。

そして、
「発声練習って何をしてる?」という問いかけをすると、
「ドッグブレス」(スタッカートを素早く何度も繰り返す)を
教えてくれたり、「リップロール」をして
ウォーミングアップをしたりしました。

とにかく、よくトレーニングされている印象でした。

スタッカートの切れはよく、
レガートはなめらかで、
音程はクリアです。

僕が福岡のコダーイ研究所で教えてもらった
「蚊のカノン」を体験してもらい、
ワークショップは終了しました。

最後に、コーラス部で
38度線を歌った作品を
演奏して頂きましたが、
専門的によく訓練されたソプラノ、
全員で、身体を軽く左右に揺らすシンクロ、
そして、本当に輝かしい笑顔が
印象に残りました。

「また、近いうちに、
一緒に合唱する機会があると思います、
その時は、また仲良く歌いましょう」
という言葉を伝えて、教室を去りました。

外に出ると、美しい生駒山は闇に隠れて、
投光器に照らされたラグビー部が、
グラウンドで熱心に練習していました。

(もちろん、全員から、
帰りも挨拶をしていただく)

木村さんと語りながら、
近鉄河内花園駅まで歩いて帰りました。

自分の合唱指揮者としての方向性を決めるうえで、
本当に決定的なワークショップをさせて頂いたと思います。

コーラス部のみなさん、木村さん、り先生、
本当にありがとうございました。

またお会いする日まで。

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大阪朝鮮高級学校

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