『合唱の可能性』 橋爪大輔
合唱は、
人間の身体という楽器を使って、
声によって生み出される芸術です。
歌は健康に良いのはもちろん、
音楽にのせて喜怒哀楽を発露させたり、
自己の内なる気づきを深めたりします。
また、
合唱は、
多様な価値観を持つ人々が集う、
コミュニティ活動でもあります。
声の大きい人も小さい人も、
男性も女性も、
大人も子どもも、
皆がお互いを認め合い、
助け合って声を合わせる、
という点に合唱の良さがあります。
デジタル化が進み、
インターネットの発達によって、
何処でも誰とでも繋がることが出来る今の時代だからこそ、
一つの場に集い合い、
人間の声というアナログな楽器で歌い合う『合唱の可能性』を、
仲間と共に、聴衆と共に、地域の方々と共に、
探究し続けていきたいと私達は考えています。
先人たちの金言
【ギャレス・マローン】
「僕たちには音楽が必要です。
人生にもコミュニティーにも音楽は欠かせません。
人間にはみんなと一緒に過ごす時間が必要だからです。
同じ場所に集い、楽しい時間を共に過ごす事は社会の要です。
合唱団はその理想の形と言えるもので、
豊かな人間性に満ち溢れています。」
【関屋晋】
「コーラスの楽しさとは、声を合わせ、
溶け合わせることにあります。
それぞれの声がまじり合わないのでは、
コーラスとはいえません。」
【松下幸之助】
「成功するためには、
成功するまで続けることである。
途中であきらめて、
やめてしまえば、それで失敗である。
だから、いくら問題が起こってきても、
次々と工夫を凝らしてそれを解決していけばよいのである。
それを、くじけることなくくり返していく。
決してあきらめない。
成功するまで続けていく。
そうすれば、やがて成功するわけである。」