合唱×ワークショップ
エバンは、自ら地域に伺って演奏を行うだけでなく、居合わせた方々と一緒にワークショップを行い、合唱を通じて交流する新しい活動に取り組んでいます。
よく見られる合唱をする者同士、歌い手同士など同質の集団ではなく、聴き手や全く異なる背景を持った集団(子どもたちや高齢者など)と共につくり上げる活動です。
エバンの行うワークショップには、難しいことは一切ありません。
エバンのメンバーが皆さんと共に、身体や音楽を使って触れ合い、場の雰囲気を和らげながら、徐々に居合わせた一人ひとりの心を掴み、重ねていきます。
ゲームや体操、歌などのワークを共にすることで、音楽をただ聴く、消費するだけでなく、一緒になってその時間を創り上げ、楽しみながら、一人ひとりの心に残る、素敵な「体験」をお届けします。
そこにはたくさんの学びがあります。
音楽は、年齢も、性別も、職業も生まれた場所も国籍も簡単に飛び越え、人々を一つにできます。互いを理解し、慮って、その声を聴きあうことの大切さ、尊さを教えてくれます。
私たちは、世代を超え、立場を超え、声を合わせる合唱の素晴らしさを、もっと多くの方に感じていただきたいと願って活動しています。
なお、エバンの指揮者・橋爪大輔は『大阪大学ワークショップデザイナー育成プログラム』を修了しています。参加者やイベント主催者の求めや狙いに応じ、企画から実行まで様々なアドバイスを通じてサポートいたします。また、ワークショップの実施を全てエバンにお任せいただくことも可能です。
お気軽にご相談ください。
山科中学校での事例
【対象】山科中学校合唱部の皆さん
【実施時期】平成25年7月
【内容】「一緒に歌おうワークショップ」事前訪問2回、本番1回
事前訪問時は、アイスブレイクと合唱の練習方法を考える2時間程度のワーク、および合同で演奏する曲の練習を実施。
【写真で振り返る】5/21のワークショップ
【写真】山科中×EVAN
【ねらいと目的】
合唱部の皆さんと共に、アートパフォーマンスin山科駅に出演するため、打ち解ける。
手紙~拝啓十五の君へ~を一緒に歌うにあたり、大人と子どもそれぞれが「歌をうたうこと」にどう向き合うか、ワークショップ形式で楽しみながら、互いの考えを言葉と態度で伝え合い、共鳴し合いながら深めていく。
また、「子ども達を育て守るためには『ナナメの関係』(親でも教師でもない第三者と子どもとの新しい関係)をつくることが大切」と文科省も伝えているように、今、子ども達は学校内外で多くの大人と接する機会を増やすことが重要とされています。本WSが、一つの「ナナメの関係」となることを願っています。
【成果】
<子どもの意見から>
エバンのメンバーのように歌いたい。
合唱ゲームが面白くてあっという間だった。
もっと練習しなきゃ!と思った。
<大人の意見から>
中学生たちが真剣で、こちらもやる気になった。
エネルギーと元気が伝わってきた。
最近の中学生が何を考えているか、垣間見れて面白かった。
子ども達は、エバンさんが来てから目の色を変えて練習に取り組むようになりました。いい刺激を受けたようです。
山科中央老人福祉センターでの事例
【対象】山科中央老人福祉センター利用者の皆さん
【実施時期】平成25年12月
【内容】本番1回
ワークショップの部とコンサートの部の二部構成とし、前半ではストレッチ、いくつかの体を使ったレクリエーション、わらべうたを用いたゲームなどを実施。
【ねらいと目的】
合唱が大好きな利用者さんと一緒に楽しむため、聴く人も歌う人も一緒に参加できるコンサートにする。
【成果】
<利用者・施設関係者の意見から>
アカペラの合唱は素敵だった。
若い人とおしゃべりができて楽しかった。
良い表情のをしている利用者が多くて、活動内容に感心した。
<メンバーの意見から>
普段話さないような年代の方とたくさん話せた。
笑顔で聴いてくださって、一緒に歌ってくれる人もいて、良かった。
その他の事例
◆守口市立八雲東小学校音楽クラブの皆さんと共演
・平成25年10月
・合同演奏の取り組み
◆大阪生野こもれび保育園「子ども劇団」の皆さんと共演
・平成25年11月
・合同演奏の取り組み
参考記事
ルポ/合唱とワークショップ…ありそうでなかった組み合わせ
文・草谷緑さん(NHKエデュケーショナル教育部シニアプロデューサー)
以下、指揮者のつぶやきより
【ワークショップ】と【練習】の違い
小学校で子ども達と練習をしました
合唱の力で地域にコミュニケーションを