宇治おうばく病院ロビーコンサートを振り返る

Ensemble EVANは9月8日に宇治おうばく病院でロビーコンサートを行いました。演奏会を実現させて下さったスタッフの皆様、未熟な演奏を最後までお聴き下さった皆様、本当にありがとうございました。

本番の会場で歌う前に、3つの施設でリハーサルを行いました。いつも利用している伏見では、午前中に小会議室、午後からは45畳の柔道場。10数人で歌うには小会議室は狭すぎて、逆に柔道場は広すぎたので、声の反響具合に戸惑ったメンバーもいるかもしれません。病院についてからの控え室はちょうど良いサイズ&よく響きました。
合唱は基本的に室内で演奏するので、会場がどのくらい大きいのか、どこに立てばどういう響き方がするのか、という「現場を感じ取る力」が必要です。僕は仕事柄、色々な体育館に行きます。そのとき先輩方が「今日は風呂屋」とか「今日はよく鳴る」などと話されていて、なるほどなあと思っています。EVANは「文化施設内での演奏よりも、地域に出かけて行き、できるだけ幅広い人達に合唱に触れてもらう(=アウトリーチ)」ことを団活動の大きな柱の一つにしています。様々な環境で歌うことで、その力をつけていきたいと思っています。

今回、見学の方がリハーサルからいらっしゃいました。現在は小学校で音楽の先生をされていて、大学時代は声楽を勉強されていたそうです。リハーサル&本番とおつき合いして下さり、次回の練習にも参加して頂けるようです!EVANはご覧になったように(お聴きになったように)未熟な団体です。絶対的な指導者がいるわけではなく、メンバーがそれぞれ自分の得意分野で皆をリードするとともに、日々の練習が少しでも有意義になるように、一人ひとりが知恵を絞っています。我々は一人ではほとんど何も出来ない存在かもしれませんが、協調し合うこと、力を合わせることで、今回のような体験をさせてもらえることが出来ます。ですので、大学で学ばれたことを活かして、EVANを共に育てていただけたら、と心から思っています。どうぞよろしくお願いします。

「皆さんは、個々の力を養成すると同時に、養成して高まった個々の力をいい意味に調和させるチームワークをとることが大切です」(松下幸之助)

私事ですが、演奏後の打ち上げでは橋爪家の入籍のお祝い(ケーキ、手作りのラベルのワイン、メッセージカード)をしていただきました。みなさん本当にありがとうございました。メンバーにお祝い事があるときは、幸せを共に喜べるような団体であり続けたいと思いました。感謝。

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