CAMP(こどもたちの「共に創る力」を育む
SCSKグループの社会貢献活動)で、学べることは大きい。
CAMPのワークショップは「子どもが主役」。
ファシリテーターは、最初こそ参加者を集めて、
ワークショップを進めていくが、グループが決まり、作業に入ると、
もう、子ども達はどんどん共に創ろうとする。
その中にわざわざ立ち入って、自分の意思に従わせようとはしてはいけない。
ファシリテーターにとって「教えることは何もない」と言われる。
参加者にとっては、「場」に参加すること自体が学びであり、
他の参加者達と「共創」することで、自然と何かを感じ取っていくからだ。
だから、少し寂しくも思うだろう。
真面目な人ほど「教えたい」という気持ちが強いから。
【ワークショップ】と【練習】は違うと思う。
【ワークショップ】の「ファシリテーター」は最初こそ、
参加者同士の緊張を解したり(アイスブレイク)するが、
参加者同士が結びついた後は関係から「離脱」する。
それがファシリテーターの役割だと学んでいる。
ワークショップにおけるファシリテーターの基本的な機能は、
参加者同士の「共に創る力」をサポートすること。
そこにファシリテーターは直接関与しない。
対して、【練習】では指導者に最終的な価値判断が在る(のが一般的ですよね)。
別に批判しているわけではない。
私たちの合唱の世界でも【練習】は必要だからだ。
でも、【練習】だけではない世界を私はメンバーにも味わってもらいたいと考える。
ワークショップに参加している子どもたちを見ていると、
本当に活き活きとしていて、楽しそうだからだ。
♪
「音楽というものは本来、
隅々まで喜びに満ちたものであり、
それ自体が素晴らしい
報酬になっているんだよ」
『「小澤征爾さんと、
音楽について話をする」
で聴いたクラシック』
(小澤征爾×村上春樹)
♪
合唱のワークショップを出来たらと思いつつ、普段は【練習】をしています。。
でも小澤さんの言うように、そもそも、音楽はそれ自体が喜びだとも思います。