合唱とコミュニケーションデザイン

私は今年の4月から7月まで大阪大学にて
『ワークショップデザイナー育成プログラム』という、
ワークショップのデザインを勉強するコースを受講しました。

そのプログラムの中で、
「前期生のワークを体験する」という授業がありました。

私達9期生は8期生の方々のワークを受けました。
その時の様子はコチラに書き込みました。)

そして、昨日。

私達9期生の有志メンバーが
現役で受講されている10期生に向けてワークをする、
そんな思い出深い一日になりました。

私達はワークショップ(以下WS)を大きく3つに分けました。

一つは企業系WSと題して、
【ペーパータワー】のWS。

一つはまちづくり系WSと題して、
【クロスロード】のWS。

そして、アート系WSと題して、
【合唱を体験する】WSを
私達(まなみん、なるちゃん、私)は担当しました。

私達に与えられた時間は50分で、
その内、私は30分を担当しました。

当初、30分の中で、
「エバンの紹介をして、、
『いもむしごろごろ』もして、
発声練習もして、、」
みたいなことを考えていましたが、
facebookで師匠・みどびー先生に
アドバイスを求めたところ、
「盛り込みすぎ」とのご指導を頂きました。

また、事前にリハーサルを行った時も、
メンバーのなるちゃんから、
「ワークとワークの繋がりも考えて」
というご指摘も頂きました。

そうして、私のプログラムは
2転、3転した後に、
【発声練習を体験しよう】
【わらべうたでハーモニーを作ろう】
の2つに収まりました。

師匠やメンバーのアドバイスのお陰で、
ワークがスムーズに進んだと思います。

自分の考えに固執せずに、アドバイスを求め、
柔軟にプログラムを変更して行く楽しさを
9期のWSを通じて体験出来ました。

ありがとうございました。

そして、昨日
大阪大学の豊中キャンパス内にある、
コミュニケーションデザインセンターにて、
10期に向けたWSを行いました。

私は自分の出番まで、
参加者の方々のご様子を見ておりましたが、
一言で書けば「とても良い」雰囲気でした。

もちろん、オープニングで挨拶をされた、
我らが9期・やぶちゃんの、
はんなりとした喋りも良かったのですが、
それを受け取る10期の方々の「器」が
大変、好意的に私には思いました。

そこには何というか、
「コミュニケーションスキル」というか、
「ソーシャルスキル」というか、
会社組織とは違う関係性の作り方というか、
そういうような「ここでの振る舞い」を感じました。

お互いをニックネームで呼び合い、
普段の社会的な立場は抜きにした、
フラットな関係で繋がり合う、
ワークショップデザイナーならではの「ふるまい」が、
ここにはあるように思います。

ファシリテーターのちょっとした一言に、
笑い、拍手が起こり、静かになる。

ですので、我々9期は
ワークを進めやすかったのではないでしょうか。

合唱のWSをする前、私は
「音が揃わなかったらどうしよう」
という、根本的な不安を抱いていました。

音が揃っていないのに、
「良いですね〜」と言う自信が、
私には無かったからです、、。

しかし、なるちゃんの
『音の鬼ごっこ』の様子を見ていて、
独り、感動しておりました。

「すでに、揃っている!」

これは、どう分析したら良いのでしょうか。。

もちろん、
音感の良い方が多くいらっしゃったのも
一因だと思います。

しかし、パッと集まったグループが
最初の声出しの段階で
これだけのまとまりを作り出せるとは、、
本当にビックリしていました。

そして、思いました。

やはり、合唱には
「コミュニケーションデザイン」
が必要である、と。

もちろん、合唱団が成長して行く中で、
技術向上のためのトレーニングは必須でしょう。

しかし、一方で合唱を良くして行く方法として、
「コミュニケーション」からのアプローチも、
確かに有効であることを、昨日感じました。

私は、せっかく阪大でWSを勉強したので、
これからも合唱の活動の中に、
コミュニケーションデザインの方法も取り入れて、
練習を作っていこう、と思いました。
(もちろん、それは技術向上との両輪)

9期のみなさま、10期のみなさま、
ハイパーさん、べっていーさん、
本当にありがとうございました。

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(写真は、いらっしゃるだけで
場を和らげる「やっさん」と)

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