新しい合唱団を継続させるには

新しく出来た団体というのは(合唱に限らず、ですが)、
その活動が軌道に乗るまでは色々と面倒くさいことも多いと思います。

自分自身もエバンを作ったはいいものの、
活動が停滞して今にも空中分解しそうな時もありました。

しかし、何とか今日まで団体が続いているのは、
本当に周りの人のお陰だと感謝しています。

自分自身の未熟さによって引き起こった衝突もあり、
少なからず仲間を失う苦い経験もしてきた私にとって、
合唱団に集まるメンバー達といかにしてコミュニケーションを取り合い、
合唱を通してつながり合うか、というのは今も変わらない課題であり、
練習を進行する者としてのテーマの一つでもあります。

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さて、
以前にこのつぶやきでも書きましたが
エバンにも参加している「かぶちゃん」が中心(?)になって立ち上げた
「男声合唱団兜」は少人数のアンサンブルグループです。

かぶちゃんから練習についてのアドバイスの依頼があったので、
練習音源を聞いてメールで返信していましたが、
「これはどうも行った方が良いな」と思い、
ちょうど時間も空いていたので、練習に遊びに行ってきました。

メンバーの人達には「指導しに来た」と思われたくなかったので、
なるべくフラットな関係を築こうと思い、
練習の最初は「自己紹介(名前・ニックネーム・好きなこと)」をしたり、
発声練習の進行を回しあい、お互いに
ボイストレーニングをし合う「ぐるぐる発声練習」をしたりしました。
後半の楽曲練習では、
結局私がイニシアチブを取る形になってしまったので、
申し訳なく思っています。感想はコチラ↓(掲載許可済み)

兜練習

【PDF】兜感想

一人目の感想のモチベーションに関しては、
私も練習を進めながら感じていました。
どこまで進め、どこで立ち止まり、
どこまで深めて、どこまで流すか、という選択は
毎回集まるメンバーによっても変わってくるポイントなので、
本当に難しいです。勉強になりました。

二人目の人、私を指導者と思わないで下され。
今日は進行のイニシアチブを取ることが多かったので、
そう思われたかもしれませんが、
私は指導することよりも、場を作ることのほうが好きです。
でも「指導」と書かれているので、これも今後の課題になりました。

他のメンバーとどう関わるかは難しいですよね。
特に、指揮を降る人がいないこのグループにとって、
技術をどうシェアしていくかは大切なルールになると思います。
人数が少ないので、遠慮せずに、
どんどん教え合う風土が出来れば、
と思いました。がんばって。

4人目の方、決して自分が「おとっている」とは思わないで。
仮に演奏する技術が他の人より劣っていたとしても、
貴方の人生は貴方だけが経験してきたものだし、
何より歌は人生を表現します。
別に下手だっていいじゃないか。
僕も正確な音程で歌うのは苦手です。
でもそんなん、気にしすぎず、楽しく行こう!

私自身にとっても
「他の合唱団の練習を進める」というのは特別な経験で、
言葉の選び方、見つかった課題に対するアプローチ方法、
モチベーションに対する対処法、、
などいつもの練習とは違う要素も必要になり、
とても勉強になる時間を頂きました。

練習の最後にも少し語りましたが、
小アンサンブルの醍醐味はなんといっても、
「指揮者無しで音楽を表現出来ること」です。

最初は苦労することも多いと思いますが、
最初の舞台に立った時の興奮と幸福感は格別ですので、
そこまで頑張ってもらえたらと思います。

もし、今日の練習で
「まあヅメっちにもう一回ぐらい来てもらってもいいかな」
と皆さんが思ったのであれば、
またいつでも呼んでください。
時間が会えば遊びに行きますので!

新しい合唱団を継続させるポイントの一つは、
【自分たちの団のスタイルを持とう】です。

スタイルとは『練習のスタイル』にせよ、
『活動のスタイル』にせよ、です。

他の合唱団や指導者のやり方をマネしても、
それは所詮、他人のやり方。

もちろん、参考にすることや、
模範することは大切ですが、
それをどうやって自分たちの団に落とし込むか、、
実践を重ねていく中で、見つけていこう。

男声合唱団兜に光あれ!

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