8月からの練習成果を発表する機会がありました。
まだ暑い夏の日、活動再始動に向けて集まった際に、エバンのモットーとして「人の心を動かすことのできる合唱団」「音楽とともに過ごす人生を愉しむ合唱団」を掲げました。
そして、半袖1枚で「ジングルベル」の練習を始めましたよね。
本当に、これどっかで演奏できるんかいな?
どこで披露するんやろう?
そんなことを話しながら、ふれあいセンターからの坂道を歩いたことが、つい昨日のことのように思い出されます。
* * *
クリスマスコンサートに集まった児童館の子供たちの様子を見て、団員の皆さんは何を思ったでしょうか。
いろんな子がいました。
微動だにせず我々を凝視している子、終始飛び跳ねている子、絵本に夢中の子。
体を動かして、口ずさんでくれている子もいました。
嬉しいですね。
ドラムをやってるよって教えてくれた子は、曲が終わる度、とても熱心に拍手をしてくれました。
音楽が、本当に好きなんだね!
「すごい、デカペラですね!!」
「ははは!アカペラなんやけどな、ありがとう!!」
いつか、一緒に演奏できる日が来たら、最高だな!
いや、大きくなっても、どこかで音楽を楽しんでいてくれたら、それだけで嬉しい。
いろんなところで演奏してきて改めて、子どもたちは、一番難しい聴衆だと思います。
自分の気持ちに正直だから。
楽しければ、そう言うし、聴きたくなければ、そう言うし。
お世辞を言ってくれる大人とは違う。
そういう子どもたちのの呼吸を感じ取って、ファシリテーターの橋爪は、用意していたプログラムを、二転三転。
団員たちは、えぇーとか、マジか、とか言いながら、変幻自在なカオスを楽しむ。
こうでした、こうでした。
ライブってこうなんですよ。この感じ。
まるで生き物のよう。
一曲一曲が小さな音楽という単位なら、演奏会の開始から終端までも、緩急や違ったテンションの織り成す、ひとつの大きな音楽だと思います。
そして「音楽」が届いていることを、緊張感の中、聴衆の表情で確認する。
そんな営みが、また始まったんだなと思った一日でした。
聴衆未満の「団員の子たち」は、思い思いに遊んだり、泣いたりしてました 笑
まだ、じっとは聴けないよね。
少しずつ、工夫したり、調整したりして、良くしていこう。
大人たちは成長する。
でもきっと、子供たちの成長だって、目の当たりにするだろう。
演奏プログラム
2019年12月14日(土)11:00
司会進行・WS/橋爪大輔 ピアノ/武重 政宏
演奏時間/35分間
演奏会場/京都市四ノ宮児童館
京都市東部文化会館アウトリーチ事業
- サンタが街にやってくる
- ワークショップ「いもむしごろごろ」
歌いながらじゃんけん列車をしました - パプリカ
- 赤鼻のトナカイ
歌詞をお伝えしながら一緒に歌いました - ホールニューワールド
- ジングルベル
- ね